最先端の医薬品を世に送り出す設備の立ち上げに携わることへのやりがい
医薬品製造受託メーカーの工場増築プロジェクトにおいて、生産設備の設計・調達・施工業務に携わっています。これまでに機器選定と調達、機器、配管および計装品やバルブなどの構成(P&ID)の構築を手掛け、生産設備工事が始まり次第、現場で施工管理も行います。複数のメーカーや協力会社とやりとりし、所掌を明確にすることも現場に入る前段階において重要な業務です。レイアウトに関していうと、自動弁や圧力計、液面計といった計装品をどう繋ぐかの設計は当社が行い、建屋の中にどう配管を通すかなどは協力会社と協議して計画します。タンクなど機器類の仕様詳細をまとめて、メーカーに製作を依頼し、内容を詰めていく過程にも少しずつ慣れてきました。もともと医薬品に興味があって入社したので、医薬品を世に送り出す設備の立ち上げに携わることにやりがいを感じています。
プロジェクトを成功させ、自分ならではの得意分野を確立したい
プラントエンジニアリングは非常に奥が深く、学生時代に学んだ特定の分野の知識をそのまま活かせることはありません。成長していくには、プロジェクトごとに一品一様の設備を作り上げながら血の通った経験として知見を蓄え、徐々に感覚を掴んでいくしかないのでしょう。お客様からの質問に答えられない時など、上司や先輩に助けてもらうことも多いのですが、単にその場を切り抜けるだけでなく、「なぜその回答が妥当なのか」「根拠はどこにあるのか」までしっかり確認し、インプットするよう心掛けています。現在手掛けているのは、当社でもまだ実績の少ない次世代医薬品の生産設備です。まずはこのプロジェクトを成功させて自信をつけてから、私ならではの得意分野を確立したいと考えています。