CHIYODA X-ONE ENGINEERING RECRUITSITE

新卒
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PROJECTSTORY

PROJECT STORY

日本最大級規模の バイオマス専焼発電所を手掛ける。 親会社と共に挑んだ初めての試み

#02

プロジェクトの概要

木質ペレットを使用したバイオマス専焼発電所の建設プロジェクト。発電容量は75MWであり、バイオマス専焼発電所としては日本最大級規模の施設である。発電所の建設を手掛けるのは千代田グループとしても初めての試みであった。

MEMBER

  • 金子 駿輔

    金子 駿輔

    電気エンジニア(2007年入社)

  • 古川 哲也

    古川 哲也

    計装エンジニア(2007年入社)

EPISODE 01

電圧仕様に応じた数多くの電気設備の設計。チームマネジメントにも注力

電圧仕様に応じた数多くの電気設備の設計。チームマネジメントにも注力

電気チームのリードエンジニアとして、設計・調達・建設に加えコストや工程の管理も行いました。主な設計内容としてはケーブルサイズやルートの決定、電気盤、照明、接地、通信関係の設計です。
発電所と電力会社との間で送受電をするケーブルは1本のみで、66,000Vもの特別高圧がかかります。特別高圧の設備の設計と申請書類の作成は親会社の千代田化工建設に協力を依頼しました。CXOの工事所掌は発電所内の特高設備の設置工事、特高ケーブル布設、6,600V以下の電気設備全般でした。
負荷毎に最適なケーブルを選定する必要があり、本案件ではケーブル本数及び様々なケーブルの種類があり、非常に苦労しました。また、発電所内のプラント電気工事に加えて、敷地内事務所の一般建屋の電気工事を請け負ったことも印象に残っています。設計のピーク時は設計チームの人数が10人を超えていたため、定期的にミーティングをし、一人ひとりの進捗状況を把握して作業が滞らないように心掛けていました。(金子)

EPISODE 02

発電所全体の制御システムを構築。各設備メーカーとの調整に苦労した

発電所全体の制御システムを構築。各設備メーカーとの調整に苦労した

計装チームのリードエンジニアとして、設計・調達・建設に加えコストや工程の管理も行いました。発電所の運用に関わる全体のシステム構築から計装機器や工事の設計、現場での施工管理まで一貫して行いました。発電所の主要設備はボイラーとタービンであり、今回採用されたのは海外メーカー、その他の設備として燃料の受入・供給が行われる燃料貯蔵運搬設備や、水や空気などのプラント設備に必要不可欠なユーティリティ設備がいくつもあります。これらの設備はそれぞれメーカーが異なるため、各設備メーカーの設備情報や取り合いなどの確認・調整を行い全体の制御システム構成をまとめ上げるのに苦労しました。特にボイラー、タービンに至っては海外メーカーなので機器の仕様や工事の仕様が国内の仕様と異なるため確認・調整を行うのに時間がかかりました。
計装工事は機器や配管が大方据付けられた後にスタートします。今回は前段の土木・機械・配管工事と全てが遅れていたこともあり、計装工事としては限られた短い工期の中で複数エリアの工事を同時進行しなければなりませんでしたが、チームメンバーや協力会社と調整を重ね上手く連携をとることで、なんとか試運転までに工事を終えられた時には、ほっと胸をなでおろしました。(古川)

EPISODE 03

同期で知恵を出し合って乗り越えたいくつもの壁。今後も2人で新たな挑戦がしたい

同期で知恵を出し合って乗り越えたいくつもの壁。今後も2人で新たな挑戦がしたい

プロジェクトは現在、試運転の真っ最中。発電所の中で最も重要な設備の1つであるボイラー設備は全長50メートルもの大きさで、航空写真でその姿を確認できます。現場近くのホテルの露天風呂からボイラー設備の灯りが見えた時には感動しました。私たちは同期入社であり、同じプロジェクトにアサインされたのは今回が初めてです。お互いにいくつもの壁にぶつかりましたが、その都度相談し合い、知恵を出し合うことで、試運転という最後のフェーズにまで辿り着くことができました。液化天然ガス(LNG)プラント建設の経験を経て、発電所の建設というCXOとしても初めての挑戦に参加できたこと。そして、環境に優しい燃料を使用した発電所を建設し、多くの人々の暮らしと環境負荷軽減に貢献できたこと。その事実に感慨深さを覚えています。お互いに中堅となり、実力もついてきた今だからこそ、このプロジェクトが終わった後も、2人で新たな挑戦ができる機会が増えたら嬉しいですね。(金子・古川)