CHIYODA X-ONE ENGINEERING RECRUITSITE

新卒
ENTRY
PROJECTSTORY

PROJECT STORY

本社と現場。技術とプロジェクト。 バトンを繋ぎ、連携し合って いくつもの困難を乗り越えた

#01

プロジェクトの概要

特殊ポリカーボネート製造プラントの4号機建設プロジェクト。CXOには同プラントの2号機と3号機を建設した実績と、その経験を活かせる強みがあったため、特命受注となり、設計・調達が約9ヶ月~建設期間が約1年1ヶ月のトータル約1年10ヶ月におよぶ大規模なEPCプロジェクトとなった。

MEMBER

  • 児玉 涼

    児玉 涼

    機械エンジニア(2011年入社)

  • 田渕 慶一朗

    田渕 慶一朗

    プロジェクトエンジニア(2018年入社)

  • 竹添 凌

    竹添 凌

    プロセスエンジニア(2014年入社)

EPISODE 01

意識したのは、自分の考えや思いを正確に伝えるためのコミュニケーション

意識したのは、自分の考えや思いを正確に伝えるためのコミュニケーション

プラントに納める圧力容器の設計・製作を担当しました。本プロジェクトは、3号機プラントと同仕様ではありましたが、建設されるエリアが変われば水や蒸気、窒素が流れる配管の通し方が変わり、その機器と配管をどう接続するかも改めて検討しなければなりません。その配管、電気、計装を担当するエンジニアたちと連携し、機器仕様を取りまとめてくれたのはエンジニアリングマネージャー補佐役の竹添くんです。私はリードエンジニアとして、その仕様を元に機器製作メーカーに詳細設計を依頼し、上がってくる設計図書のレビューを行いました。「圧力容器」と一概にいっても、その内訳は熱交換器、サイロ、ベッセル、タンク(貯槽)など多種多様で、それぞれを得意とする約10社のメーカーとのやりとりには苦労しました。同じ依頼をしたはずなのに人(メーカー)によって解釈が異なり、方向性に齟齬が生まれてしまったことも。海外で製作する機器もあったので、自分の考えや思いを正確に伝えるべく、コミュニケーションにはより気を使いました。また、コロナ禍の影響で機器の完成検査をリモートで行うなど、新しい検査方法を取り入れたプロジェクトでもあったので、検査手法の構築やそれに伴う各メーカーとの調整には、とても苦労しました。だからこそ、現場の竹添くんから無事に引き渡しが完了したと連絡があった時には大きな達成感に包まれましたね。(児玉)

EPISODE 02

もともと更地だった場所に巨大な設備が建つ。その過程を見届ける醍醐味

もともと更地だった場所に巨大な設備が建つ。その過程を見届ける醍醐味

私が本プロジェクトに参加したのは設計がある程度固まり、資材の調達フェーズに入ってから。機器資材や配管資材の購入を進めると同時に、プロジェクトマネージャーである上司の補佐役として、機器、配管、電気、計装などの設計図書の取りまとめを行いました。また、お客様とのやりとりやコスト管理、現場の工程管理や安全管理も担当。工事期間は13ヶ月と長いようにも感じますが、プロジェクトの規模感からすると非常にタイトです。現場には工事の分野ごとに多くの協力会社が参加していて、工程に余裕がない時ほど、自分たちの作業を早く終わらせたいという焦りが生じます。一歩引いた視点で数ヶ月先の状況を読み、工程全体における作業の優先順位を明確にして、協力会社をコントロールするのも私の重要な役目。そして工程がタイトだったからこそ、より注力したのが安全管理です。例えば、作業員が作業に没頭するあまり危険な近道をするといった事態が起こらないよう常に目を配り、声掛けをするようにしました。結果的に「安全に勝る工程の運びはない」という言葉通り、予定の期日に4号機を引き渡すことができました。もともと更地だった場所に巨大な設備が建つ過程を見届けられるのは、EPC案件ならではの醍醐味だと思います。(田渕)

EPISODE 03

最後の設備の試運転が無事に終わった時、お客様と一緒に喜び合った

最後の設備の試運転が無事に終わった時、お客様と一緒に喜び合った

これまで参加したプロジェクトでは、基本設計から担当していましたが、本プロジェクトは3号機プラントとの基本設計を活かせることから、配置計画および3号機の改善から着手。私は、各エンジニアたちを統括するエンジニアリングマネージャーを補佐していたこともあり、機械エンジニアの児玉さんだけでなく、配管、電気、計装などのエンジニアたちとも頻繁にやりとりしていました。その後の現場で担当したのは、機器の据付と試運転です。特に印象に残っているのは、お客様支給の機器の納品がコロナ禍の影響で1ヶ月半も遅れてしまったこと。メインプロセスに関わる重要な機器であり、本来であれば、優先的に据付を終えてから他機器の据付に移行する予定でした。そこで、プロジェクトマネージャーや田渕くん、各工事担当のエンジニアたちと相談し、納品を待つ間にできる作業を洗い出し、みんなで調整しつつ進めた結果、納期通りに完工することができたんです。引き渡し前の重要な工程である試運転でも苦労はたくさんありました。想定通りの性能が出ず、何が原因なのか仮説をいくつか立てた上で本社のエンジニアたちに問い合わせたことも。多くの壁を乗り越え、最後の設備の試運転が無事に終わった時にお客様と一緒に喜び合ったのは良い思い出です。(竹添)